MOPACのキーワード

MOPACのキーワードは膨大な数に上り、とても全てを紹介することはできません(そもそも筆者が全てのキーワードを使いこなしてはいません)。ここでは、当サイトで使用頻度の高いキーワードに絞って紹介します。具体的な使い方は実践の項で。

キーワードを(私の主観で)タイプ別に分けてみると、以下のようになります。

1. 計算に使うハミルトニアンの指定
2. 計算内容の指定
3. 出力内容の指定
4. その他
5. 特殊なキーワード

以下、上記の順に説明していきます。

まず、MOPAC 6に収録されているハミルトニアンはMINDO/3,MNDO,AM1,PM3の4種類があります。どれを使うかの指定は、ハミルトニアンの名前をそのまま入れます。AM1(Austin Model 1)を使うときはAM1と指定します。それぞれに得手不得手がありますが、その詳細については、MOPAC概論を参照ください。何も指定しないとデフォルトでMNDOを使います。

計算内容、というのは例えば「エネルギー計算」「構造最適化」「振動解析」「励起状態計算」などで、シングルポイント計算を行うときは1SCF、安定構造最適化をする時はEF、遷移状態最適化をする時はTS、振動解析をする時はFORCE、静的反応座標計算を行う時はIRC=1/-1、一電子励起CI計算ならCISなど。ラジカルを計算するときは非制限HF法の指定であるUHFを入れます。

出力内容の指定は、標準出力以外に出力したいものや、むしろいらないので削りたいものを指定するために行います。分子軌道の軌道係数はVECTORS、結合次数はBONDS、グラフィックス用のファイルを出力するならGRAPH、UHFでのスピン行列はSPIN、原子間距離マトリックスが出力に不要ならNOINTERなどなど…

その他にも、系の電荷の指定CHARGE、構造最適化の精度を上げるPRECISE、アミド結合の分子力学補正MMOK、nサイクルごとに力の定数を再計算するRECALC=n、直交座標系で計算を行うXYZ、原子の異常接近チェックのパスGEO-OKなどなど…

特殊なキーワードとして、もう一行キーワード行を足す「+」や、次の行をキーワード行に変える「&」があります。キーワードの数が多くなるときはこれらを使って複数行に並べることになります。

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