MoldenをWindows上で利用するには

Moldenは等高線表示のポストスクリプトファイル(pdfに変換可能)での出力やOpenGLを使った精細な分子グラフィックの出力など、利用したい機能がいくつもあるソフトウェアですが、もともとUnix/Linux上での利用を想定して作られているので、Windows上で利用するには「Xサーバ」と呼ばれるソフトウェアが別途必要になります。Cygwinを使った方法WiredXを使った方法が紹介されていますが、ここではXmingを使った方法について紹介します。

Molden for Windowsのインストール

mldninst001.jpg Fig.1
Windows向けのMoldenはこちらのページの「Installation」の見出しの下にzipファイルへのリンクがありますので、そこからダウンロードします(Fig.1)。zipファイルは適当な名前のフォルダに展開します(以降の例ではC:\molden4.4に展開していますが実際にはどこでも構いません)。

Moldenのインストール作業はこれだけです。

Xmingのインストール

mldninst002.jpg Fig.2
フリーのXサーバアプリケーションであるXmingはこちらのページの「Releases, news and changes」という見出しの下にある「SourceForge Releases」の中から最新のXmingとXming-fontsをダウンロードします(Fig.2)。インストール作業はウィザードに従って「Yes」で問題ありません。先にXmingからインストールし、Xming-fontsを後から同じフォルダにインストールします(※実際にはXming-fontsをインストールしなくてもMoldenは動きますが、他のXアプリケーションを使うときに必要になるかもしれません)。デフォルトのインストール先はC:\Program Files\Xmingです。

ショートカットの作成

mldninst003.jpg Fig.3

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Fig.4

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Fig.5

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Fig.6

すでにこの状態で、Xmingを起動してからMoldenの実行ファイル(molden.exe)をダブルクリックするとMoldenを起動できます。ですが、よりスマートな方法として、Xming起動とMolden起動を一緒に行うショートカットを作成するのが便利です。この方法では、Moldenを終了すると自動的にXmingも終了させることができますので、普通のWindowsアプリケーションと全く同じ感覚でMoldenを使うことができます。

まず、WindowsのスタートメニューからXming>XLaunchを選択します。XLaunchはXming起動時の設定ファイルの編集ウィザードです。ウィザードの画面が出たら、「display setting」はデフォルトの「Multiple windows」のままで次に進みます。「how to start Xming」では「Start a program」を選択します(Fig.3)。「Enter or choose...」では「Run Local」を選択し、デフォルトでxtermと書かれている実行ファイル指定欄には「C:\molden4.4\molden.exe」(実行ファイルのパス:お使いの環境に合わせて読み替えてください)を入力します(Fig.4)。「Specify parameter setting」はデフォルトのままで次に進み、最後に「save configuration」をクリックして、適当なフォルダ内に名前を付けて設定ファイルを保存します(Fig.5:ここではXmingのインストールフォルダに保存しています)。

この.xlaunchファイルをダブルクリックするとMoldenが起動します(Fig.6)。デスクトップにこのファイルへのショートカットを作成するとよいでしょう。
(※.xlaunchファイルから起動すると同じ階層に「ファイル名.rc」というファイルが自動生成するので、.xlaunchファイルを直接デスクトップに置くよりもどこか別のフォルダに置いてショートカットだけデスクトップに作るのがスマートではないかと思います)

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