GAMESSの入力ファイル
GAMESSの入力ファイルは、その内容の全てが「$XXXXX~$END」というブロック(グループという)に分けて記述されています。各グループ内に「keyword=property」の形で具体的な計算指示が格納されます。プロパティの多くにはデフォルト値が設定されていて入力が不要なケースも多いですが、ユーザー側で正確に指定する必要のある項目も多数存在します。
以下に、例としてベンゼンの構造最適化の入力ファイルを示します。
$CONTRL SCFTYP=RHF RUNTYP=OPTIMIZE COORD=UNIQUE
MAXIT=200 NZVAR=0 ICHARG=0 $END
$SYSTEM MEMORY=10000000 $END
$STATPT NSTEP=100 OPTTOL=0.0001 $END
$BASIS NGAUSS=3 GBASIS=STO $END
$SCF DIRSCF=.T. DAMP=.T. $END
$GUESS GUESS=HUCKEL $END
$DATA
Benzene(C6H6) Geometry Optimization
Dnh 6
C 6.0 1.40 0.00 0.00
H 1.0 2.50 0.00 0.00
$END
$CONTRLグループは最も重要なグループで、基本的に省略はできません。どのような計算を行うのかを指示する箇所です。$BASISグループも重要で、基底関数の指定を行います。$DATAには分子の初期構造を入れますが、上記の例のように、点群を利用して少ない記述で済ませることも可能です。各グループの最後は$ENDで閉じられますが、この後に改行を入れる必要があります。また、各グループの開始タグ「$XXXX」の前には半角スペースを入れるようにしましょう。
GAMESSの入力ファイルは多くの場合「.inp」です(稀に.gmsの場合あり)。