ORCAの最新版がリリースされましたね。
今回のアップデートはかなり大きなもので、release notesを見るだけでもwkwkします。
しかし、ダウンロードが重くて失敗しまくります。
まったり待ちましょう。
[2017/03/25 追記] 無事ダウンロードできました。
相変わらずファイルサイズがめちゃくちゃ大きいな……と思っていたら、Linux x86-64バージョンに「EXPERTS ONRY!」と注意書きはありますがShared libraryの小さいファイルがあって、Bash on Ubuntu on Windows (BoW)で動くよ、と小声で公式コメントがあったので、早速やってみました。
- 実行ファイルは適当な場所に解凍。(私の環境ではE:\Programs\orca\bin400_ls)
- Windowsの環境設定から、システム環境変数PATHに上記パスを追加。(最新のBoWはWindowsのPATHを自動で取り込みます)
- bashを立ち上げ、エディタで/etc/ld.so.confに上記パスを追加。ldconfigコマンドを実行してキャッシュファイルを更新。(bash_profileへの追加では、Windowsのコマンドプロンプトからbashを呼び出してもlibraryのパスが認識されません)
- BoWにOpenMPI 2.0.2をインストール(※)。
- あとは適当なbatファイルを作成してジョブを放り込む。
“適当なbatファイル”は、以前にNWChemをUoWで動かす話をした時のものを流用すれば大丈夫です。
※ちなみにUoWにOpenMPIの1.6.5とかが既に入っている人は、イケナイやり方ではありますが、シンボリックリンクを張って偽装してしまっても動きます(というか私はそうしています^^;)。libmpi.so.20をlibmpi.so.1に対するリンクにしてしまう方法はORCAのforumで出ていましたので参考にさせてもらいまいたが、当然推奨される方法ではありません。
これも以前書きましたが、BoWは計算を動かしたときにオーバーヘッドをほとんど感じません。cygwinよりは確実に速いでしょう。しかもlinuxバイナリそのままで良い(ことが多い)ので楽ちん。
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