現在GAMESS(US)の最新版は2014.12.5(R1)ですが、windows用バイナリはまだ公開されていません。
いろいろ気になる追加もあるので、自分でコンパイルしてみました。
コンパイルはPGI Workstation 14.10を使います。
①まず、comp, compall, lkedの中身を修正します。なぜか「c:cygwin」のようにwindowsのパスのようなものが混じっていたりするので、そういったものをすべて削除し、compallの中のzunix.cのパスとlkedのlibddi.aだけはwindowsのフルパスで指定します。
②configで環境設定をします。主な指定はwin64/pgfortran/fast/blas/sandybridge/msmpi。
③config内でactvte.xが生成しますが、これは破棄し、gfortranでコンパイルし直します。codeファイルから*UNXを外す処理を忘れずに。
④あとはddiに入ってcompddi、戻ってcompall,lkedで終わりです。
ただし、linkでエラーがあって、正常終了にはなりません。(まだちゃんとエラー箇所同定してないんですけどね…)
得られたバイナリ(エラーが有った関係上、gamess.00.xというデフォルトファイル名でできます)を使ってtestを走らせてみましたが、出力でエラーは無く、2013版の公式リリースのバイナリの結果と比較しても問題ないように見えます。
公式リリースが出たら、また比較してみます。
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