自宅でどこまで大きな分子を計算できるか

どんな計算で、という話ですが…
・エネルギー計算(CCSD(T),CCSD,MP4,MP2,Hybrid-DFT,DFT)
・構造最適化(MP2,Hybrid-DFT,DFT)

Crambin(PDBID:3NIR, 電子数2514)をBP86/Def2-SV(P)でエネルギー計算すると、メモリ30GB程度の消費で数時間で終わらせることができます。ORCAのベンチマークで実際に使われている分子ですが、うちのPCでもCCSD(T)/Def2-SV(P)であれば1週間で何とか終わりそうな気がします…メモリさえあれば。

Cyclosporin A(PDBID:1CWA, 電子数656)をCCSD(T)/CBS(ExtrapolateEC(2/3,def2))でエネルギー計算すると、メモリ60GB程度の消費で1日で終わらせることができます。これはつまりMP2/CBSであればかなり大きな分子まで計算できることを意味しています。

せっかくGPUを増設したことだし、今度はタンパク質のMD計算にも挑戦しようと思ってます。

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