RIJCOSXでDiffuse関数を使うときの注意

通常のSCFでは何の問題も無いのですが、RIJCOSXでDiffuse関数を含む基底系での計算を行うと、SCF計算が発散してしまいます。COSXのグリッドの精度が足りないことによるもの(と思われる)と、SCF計算のアルゴリズムとしてDIISを使うことによる感じです。ですので、

GRIDX6 NoDIIS SOSCF

とすれば無事収束できます。GRIDXはデフォルトではGRIDX4なのですが、6でぎりぎり収束でき、8以上ならば1サイクル目でMax-DPが2以下に収まってきます。DIISではGRIDXを上げることで1サイクル目はクリアできますが、2サイクル目以降で発散し始めます。

※Anthraceneの1点計算をやっているときにはまった現象。

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