GAMESS(US)は、Iowa State UniversityのGordon Groupのページから入手することができます。
- 上部メニューのGAMESS→DOWNLOADを選び、ページ中段の「obtaining GAMESS」をクリックするとLicense Agreementの画面に移ります。内容を確認した上で、「I agree to the above terms」を選びます。
- ダウンロードのリクエストを出す画面では、まずE-mailアドレスを入力し(ここにダウンロードするためのURL等が送られてきます)、入手したいファイルを選びます(複数可)。Windowsで、コンパイル済みバイナリを入手したいときはPre-compiled Binary Distributionsのところにある「GAMESS version xxxxx for Microsoft Windows」をチェックします。※もし自分でコンパイルしたいときは、Source Code DistributionsのところにあるLinux用ソースコードを選びますが、それは別の記事で説明します。
- しばらくすると(数分後~数日後)、ダウンロードの仕方が書かれたメールが届きます。その案内に従ってダウンロードして下さい。
- インストーラの指示に従ってインストールし、ReadMeファイルを参考に環境設定をします。並列計算で使うMS-MPIの入手方法も書かれていますので、忘れずにダウンロードしてインストールしましょう。
- インストールしたフォルダには「parameters.gms」というファイルがあります。この中にGAMESSの実行ファイルの入っているフォルダのパス等の環境変数の設定がありますので、必要に応じて修正します。
また、gamessの実行ファイルがありますが、このファイル名は余計な文字列が入っていると支障がありますので、必要に応じてgamess.XX.exe (XXはバージョン番号)に修正します。
これでだいたいセットアップは終わりです。runall.batを実行し、テスト計算をひと通り動かして出力にエラーが無ければ、GAMESSの実行環境は整っています。
おまけ:計算の実行を容易にするbatファイル
私は以下のようなbatファイルを作成し、これに入力ファイルをドラッグ&ドロップすることで計算を行っています。
@echo off set exedir=E:\Programs\gamess set tmpdir=E:\Programs\gamess\scr set filecount=0 echo ┌─────────────────────┐ echo │GAMESS(US) for Windows(x86-64) ver.2014 R1│ echo └─────────────────────┘ set /p dcpu="How many procs? (1-12) :" echo. :start if '%1'=='' goto end set /A filecount=%filecount%+1 echo 《 Job #%filecount% : %~n1 》 set cpu=%dcpu% set fullname=%~dpn1 copy %1 %exedir%\temp.inp > nul cd /D %exedir% echo start : %date% %time% call rungms.bat temp.inp 14 %cpu% 0 temp.log > nul echo finish : %date% %time% move temp.log %fullname%.log > nul move %tmpdir%\temp.rst %fullname%.rst > nul move %tmpdir%\temp.dat %fullname%.dat > nul del /Q %exedir%\temp.inp > nul echo. shift goto start :end echo. echo == All jobs were finished! == echo. pause exit
shiftを使ってD&Dしたファイルを順番に処理していきます。
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