Firefly (旧PC GAMESS)は、Moscow State UniversityのFireflyのページから入手することができます。
- 左側メニューのDownloadを選び、内容を確認の上「I agree」をクリック。Windowsは一番上のUnified serial/parallel Windows xxx binariesをダウンロードします。
- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、readme.txtに目を通します。実行ファイルはさらにパスワード付きの圧縮ファイルになっていて、そのパスワードを得るためのregistrationの仕方が記載されています。Fireflyを統括するDr. Granovskyに、同梱のテンプレートに従って必要事項を記載したメールを送り、問題がなければ数日後にパスワードが返信されてきます。
- 解凍した後、並列計算の準備が必要になります。普通のPC(マルチコアCPUを搭載したスタンドアロン機)では、bindingsというフォルダにある「mpibind.nt-mpich-smp.dll」を「mpibind.dll」にリネームし、Firefly実行ファイルと同じ階層にある同名ファイルと置き換えます。
これでだいたいセットアップは終わりです。samplesの中にある入力ファイルを使い、コマンドプロンプトで以下のように入力して計算が無事終了すれば、Fireflyの実行環境は整っています。
(実行ファイルのパス)\firefly.exe -i (入力ファイル名) -o (出力ファイル名) -np (並列プロセス数)
おまけ:計算の実行を容易にするbatファイル
私は以下のようなbatファイルを作成し、これに入力ファイルをドラッグ&ドロップすることで計算を行っています。
@echo off set exedir=E:\Programs\firefly\bin810 set filecount=0 set tempdir=S:\temp echo ┌───────┐ echo │Firefly 8.1.0 │ echo └───────┘ set /p dcpu="How many procs? (1-6) :" echo. :start if '%1'=='' goto end set fullname=%~dpn1 set /A filecount=%filecount%+1 echo 《 Job #%filecount% : %~n1 》 set cpu=%dcpu% set fname=%~n1 set pflag=%fname:~0,3% if %pflag% == %seqkey% (set cpu=1) echo start : %date% %time% %exedir%\Firefly810.exe -b "%exedir%\basis.lib" -i "%1" -o "%fullname%.log" -r -f -p -stdext -np %cpu% -t %tempdir% 2> nul echo finish : %date% %time% echo. shift goto start :end echo. echo == All jobs were finished! == echo. pause exit
内容はGAMESS(US)の時とほとんど同じです。
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